BIMデータ × 複合現実

L'OCZHIT 2つの特徴

L'OCZHITは、BIMデータの現場利用を後押しする2つの特徴があります。

POINT 1

現実世界の鉄骨に重ねられた3D完成図や寸法を見ながら作業できるため、罫書・仮付け・検査をする際のミス削減、時間短縮に寄与します。

POINT1 ミス削減、時間短縮

POINT 2

鉄骨専用CADから出力したBIMデータをアップロードするだけで利用開始できます。BIMデータの情報を元に製品単位に分割したり、アプリで任意間の寸法を算出するため、特別な事前処理が不要です。

POINT2 特別な事前処理が不要

現実とデジタルの融合による、製造のサポート

L'OCZHITは、XRデバイス(※)を通して製造に関わる人のサポートを行います。
※XRデバイス:VR、AR、MRなどの先端技術を取り入れた機器

HoloLens 2

HoloLens 2は、現実世界とデジタル世界を融合するヘッドセットタイプのMRデバイスです。頭の動きに連動して3D完成図や寸法が表示されるため、直観的に見たり操作したりする事ができます。
罫書や仮付け位置の確認など、製造に直結した作業に適しています

※[注] PCに送信されている画像のため鉄骨と3D完成図にズレが生じていますが、操作者には重なって見えています

両手が自由になる

頭にかぶるヘッドセットタイプで、手袋をしたままでジェスチャー操作が行えます。両手が自由になることで、差し金や石筆などの道具が必要な作業に向いています。

ズレが少ない

現実とデジタルの融合に特化して開発され、多くのセンサーを有しています。また、広視野・高解像度で、現実とデジタルとのズレが少なく見られます。

iPadやiPhone

すでにお持ちのiPadやiPhoneがあれば、デバイスを追加する事なくL'OCZHITアプリを利用できます。持ち運びの自由度と使い慣れた操作感により、スムーズな現場導入が見込めます。
部材有無や向きの確認など、本溶接前や納品前の検査に適しています

手軽に利用できる

タップやスワイプなどのスマートフォン操作に慣れている方であれば、すぐに利用する事ができます。

複数人で同じ画面を見られる

タブレットやスマートフォンは同じ画面を複数人で確認できる事から、現場でのスムーズな意思疎通が期待できます。

L'OCZHIT 利用の3ステップ

STEP1 アップロード

STEP1 アップロード

鉄骨CADから出力したBIMデータをL'OCZHITサーバーにアップロード。

STEP2 自動分析

STEP2 自動分析

L'OCZHITサーバーが、アップロードされたBIMデータを自動分析し、各製品に分割。

STEP3 XRデバイスで活用

STEP3 XRデバイスで活用

L'OCZHITアプリで製品情報を活用。任意間の寸法を表示したり、BIMデータ以外のデータと重ね合わせる事が可能。

料金プラン

お客様の業務スタイルに合わせて3つの料金プランを用意しています。

VIEWER

-ビューアプラン-
プロジェクト共有によって、製造を請け負う鉄工所向け
22,000
円/月 (税込)
2名までのメンバー
L'OCZHITアプリの利用
※プロジェクト作成不可

LITE

-ライトプラン-
3D施工図を作成し、製造から検査まで自社内で完結する鉄工所向け
110,000
円/月 (税込)
2名のメンバー
3件のプロジェクト
L'OCZHITアプリの利用

STANDARD

-スタンダードプラン-
複数拠点による製造や、他企業との協業製造を管理する企業向け
330,000
円/月 (税込)
5名のメンバー
10件のプロジェクト
L'OCZHITアプリの利用
プロジェクト共有機能

ご契約前によくある質問

L'OCZHITについて

L'OCZHITはどの様なソリューションですか?
L'OCZHITは、普段の業務で利用しているデータを活用し、建築鉄骨の製造に携わる方々の問題を解決します。
たとえば、図面理解能力差による時間の増加、読み間違いなどによるミスなどが考えられます。XRデバイスを通して、現実世界の鉄骨に重ねられた3D完成図や寸法を見ながら作業できるため、これらの問題を解決する事ができます。
L'OCZHITの1つ目の特徴「ミス削減、時間短縮」について知りたい
多くの場合 ①図面→②製作→③溶接→④検査 の4段階で建築鉄骨を製造しますが、このうち3つの段階において課題があります。
①図面段階:②製作段階において職人が理解しやすい、過不足の無い二次元図面を作図する必要がある【時間増加】
②製作段階:二次元図面から製作する場合、頭の中で三次元化する必要があり、変換に時間がかかる【時間増加】
②製作段階:部材の取り付け向きの違いや、寸法値1010mmを1100mmと読み間違える場合がある【ミス発生】
④検査段階:②製作段階と同じ起因によって課題が発生する
↓L'OCZHIT利用による解決
①図面段階:鉄骨CADからBIMデータを出力しアップロードすることで図面共有が完了する→二次元図面の編集が不要【時間短縮】
②製作段階:現実世界の鉄骨に重ねられた3D完成図を見る事ができる→二次元から三次元への変換が不要【時間短縮】
②製作段階:現実世界の鉄骨に重ねられた部材を見る事ができる→取り付け位置や向きが可視化される【ミス削減】
④検査段階:②製作段階と同じソリューションによって課題が解決する

寄棟梁製作の経験豊富な職人(入社30年超)による時間計測の結果、L'OCZHITなしは150分、L'OCZHITありは79分と、約47%の削減効果がありました。
L'OCZHITの2つ目の特徴「特別な事前処理が不要」について知りたい
鉄骨CADから出力したBIMデータをL'OCZHITサーバーにアップロードすると、サーバーは自動で分析を行い、製作や検査に必要な情報を用意します。
BIMデータの情報を元に製品単位に分割(※)したり、L'OCZHITアプリで寸法を算出したりするため、L'OCZHIT利用のための特別な処理は不要です。
(※)鉄骨CAD上で指定した製品情報(アセンブリなどと呼ばれています)に応じて分割します

参考:BIMデータはどの様に用意しますか?
L'OCZHITはどう読みますか?
L'OCZHITは「ロクジット」と読みます。
ミス削減や時間短縮を通して、定時(午後六時=ロクジ)には仕事を終える(EXIT=イグジット)の意味が込められています。

料金プランや支払いについて

3つの料金プランの違いは何ですか?
お客様の業務スタイルに合わせて3つの料金プランを用意しています。
VIEWERプラン:BIMデータを手元に用意せず、製造に特化する鉄工所向けのプランです。STANDARDプランの企業から共有されたプロジェクトを元に、XRデバイスを通して3D完成図を確認し、製作や検査を行います。
LITEプラン:自社で図面設計を行うことでBIMデータを用意し、製造・検査まで完結する鉄工所向けのプランです。図面段階、製作段階、検査段階においてL'OCZHITのメリットを享受できます。
STANDARDプラン:複数拠点による製造や、他企業との協業製造を管理する企業向けのプランです。同時進行の案件が多くなるにつれて増える、XRデバイス利用者に対応するID数や、個々の案件を管理するためのプロジェクト数に余裕があります。特定のL'OCZHITユーザーに対してプロジェクトを共有することで、他企業との協業作業をスムーズに運ぶことができます。
月額料金の考え方について知りたい
L'OCZHITは毎月定額で料金をお支払いいただく、サブスクリプションモデルを採用しています。
従来型のソフトウェアライセンスに比べて、以下のメリットがあげられます。
・アップグレード毎の追加費用や保守サポート費用が不要で、常に最新の機能を定額で利用できる
・まとまった初期投資が不要で、毎月の利用料を費用化しやすい
・業務スタイルや業界動向の変化に伴って、柔軟に料金プランを変更できる
課金期間について知りたい
課金期間は"月ごと"となります。
利用開始日や休止・解約日に関わらず、利用月分の月額料金が発生します。
同月20日まで休止や解約のご連絡が無い場合は翌月も契約が自動更新されます。

参考:休止と再開について知りたい
参考:解約について知りたい
支払い方法について知りたい
請求書払いとクレジットカード払い(※)となります。
利用月分の月額料金を同月25日に登録済クレジットカードから決済します。
契約日と同月に利用開始をする場合は、契約完了時に当月分の月額料金を決済します。


(※)STANDARDプランをご検討のお客様は請求書払いにする事が可能です。別途ご相談ください
見積書を発行することはできますか?
お問い合わせから「見積相談をしたい」を選択していただき、各種情報および問い合わせ内容欄に以下項目をご記入の上、送信してください。
後日、担当者からメールにてご連絡差し上げます。

問い合わせ内容欄にご記入いただく内容
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・料金プラン:VIEWERプラン | LITEプラン | STANDARDプラン
・メンバー追加オプション:メンバー追加不要 | IDを○つ追加する
・プロジェクト追加オプション:プロジェクト追加不要 | プロジェクトを○つ追加する
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メンバー、プロジェクトついて

「メンバー」とはどういうものか知りたい
「メンバー」は、ブラウザからBIMデータをL'OCZHITサーバーにアップロードしたり、XRデバイスからL'OCZHITアプリを利用する際に必要となります。L'OCZHITアカウントでログインしたブラウザやアプリからサービスをご利用になれます。

後からログインした方が優先されますので、同じL'OCZHITアカウントでログインを行った場合、ログイン時間が古いブラウザやアプリは自動でログアウトされます。
下図の例では、2名のメンバーにおけるログインと自動ログアウトの例を示しています。
メンバーの数を増やせますか?
1つのメンバーにつき、月額11,000円(税込)で追加できます。
LITEプランは、2名まで追加することができます。 →合計4名のメンバーまで利用可能
STANDARDプランは、メンバー追加数に制限はありません。
※VIEWERプランはメンバー追加ができません

お問い合わせから「その他」を選択していただき、各種情報および"メンバー追加"の旨をご記入の上、送信してください。
後日、担当者からメールにてご連絡差し上げます。
「プロジェクト」とはどういうものか知りたい
「プロジェクト」は、BIMデータなどをアップロードする"場所"の様なものです。
1つのプロジェクトに、基本となるBIMデータ(IFCファイル)を1つアップロードすることで、自動で製品の分割処理を行います。

同じプロジェクトに2つ目のIFCファイルをアップロードしても、製品の分割処理は行わず、1つの製品として扱います。
下図の例では、PJ-1には1つのIFCファイルがアップロードされ分割された状態。PJ-2には2つのIFCと1つのDXFファイルがアップロードされた例を示しています。


STANDARDプランでは、他企業との協業による製造をサポートするためのプロジェクト共有機能を利用できます。
参考:プロジェクト共有とはどの様な機能ですか?
プロジェクトの数を増やせますか?
プロジェクト1つにつき、月額55,000円(税込)で追加できます。
LITEプランは、3つまで追加することができます。 →合計6つのプロジェクトまで利用可能
STANDARDプランは、プロジェクト追加数に制限はありません。
※VIEWERプランはプロジェクト追加ができません

お問い合わせから「その他」を選択していただき、各種情報および"プロジェクト追加"の旨をご記入の上、送信してください。
後日、担当者からメールにてご連絡差し上げます。

STANDARDプラン専用機能について

プロジェクト共有とはどの様な機能ですか?
プロジェクト共有は、協業者に製作を依頼する際に製品情報を共有する機能です。
プロジェクトの共有設定画面から共有コードを発行し、協業者に伝えます。
協業者は共有コードを入力する事で、共有されたプロジェクトに含まれている製品情報を閲覧できます。

下図の例では、PJ-2の共有コードを協業者に伝え、協業者がPJ-2を閲覧できる流れを示しています。
共有されていないプロジェクトの存在は隠蔽されますので、この例では、協業者はPJ-2しか認識できません。

※協業者はL'OCZHIT契約が必要です

契約、休止・解約について

契約する方法について知りたい
お問い合わせから「L'OCZHITの契約をしたい」を選択していただき、各種情報をご記入の上、送信してください。
後日、担当者から契約に関してメールにてご連絡差し上げます。

参考:支払い方法について知りたい
休止と再開について知りたい
数か月のご利用が無いと想定される場合、休止によって、ご利用されているIDとパスワードを最大6ヶ月間保持します。
再開時には休止前と同じIDとパスワードを利用することができます。
休止月を含んで6ヵ月を超過した場合、解約となり、再開できなくなりますのでご注意ください。


お問い合わせから「その他」を選択していただき、各種情報および"休止"もしくは"再開"の旨をご記入の上、送信してください。
後日、担当者からメールにてご連絡差し上げます。

20日までに休止のご連絡が無い場合は翌月も契約が自動更新されますので、お早めにご連絡ください。
解約について知りたい
複合現実製作所とご契約されている場合
お問い合わせから「その他」を選択していただき、各種情報および"解約"の旨をご記入の上、送信してください。
後日、担当者からメールにてご連絡差し上げます。
※20日までに解約のご連絡が無い場合は翌月も契約が自動更新されますので、お早めにご連絡ください

有限会社宮村鉄工とご契約されている場合
有限会社宮村鉄工に直接ご連絡ください。

必要な環境について

L'OCZHITの利用に必要な環境は何ですか?
L'OCZHITは、BIMデータをXRデバイスで利活用するクラウド型ソリューションのため、以下3点の環境が必要です。

[インターネット接続環境]
・Wi-Fiやモバイルデータ通信によって、インターネット接続ができること
・loczhit.com への接続が出来ること

[BIMデータの準備に関する環境]
・BIMデータを出力できる鉄骨CAD
 └ 動作確認CAD:S/F Real4、FAB21、鉄骨王Ⅱ、KAPシステム→実寸法師、Tekla Structures、Revit
・BIMデータをアップロードするブラウザ
 ├ 推奨ブラウザ Windows 10:Google Chrome(Ver90)
 └ 動作確認ブラウザ:Windows 10 Microsoft Edge(Ver90)|macOS Big Sur Safari(Ver14)

[XRデバイス]
・Microsoft HoloLens 2
・iOS 11およびA9プロセッサ以降を搭載したiOSデバイスまたはiPadOSデバイス
HoloLens 2はどこで入手できますか?
HoloLens 2の入手方法は、Microsoft社のページをご覧ください。
>>microsoft.com「HoloLens 2 の価格とオプション」
L'OCZHITアプリが動作するiPadやiPhoneはどの機種になりますか?
拡張現実に対応しているiPadやiPhoneである必要があります。
以下Webサイトの最下段に対応リストがあります。
>>apple.com「拡張現実」

iPadやiPhoneのモデル識別方法は、以下Webサイトをご確認ください。
>>apple.com「iPadのモデルを識別する」
>>apple.com「iPhoneのモデルを識別する」
BIMデータはどの様に用意しますか?
L'OCZHITは、BIMの標準書式を収めたIFCファイルを利用します。
主な鉄骨CADソフトのIFCファイル出力は以下の通りとなります。

[S/F Real4]
出力メニューから [IFCファイル出力]を選択し、IFCファイルを出力する。
※「製品単位で出力」にチェックを入れてください

[FAB21]、[鉄骨王Ⅱ]
3Dビューワ視点入力画面のファイルメニューから[3Dファイル作成]を選択し、IFCファイルを出力する。
>>caltec.co.jp「V4.11主要機能追加」
※書き出しオプション「IFC製品アセンブリ出力」にチェックを入れてください

[KAPシステム]→[実寸法師]
①KAPシステムから、実寸法師3Dデータ(TDX)ファイルを出力する。
②実寸法師でTDXファイルを開き、ファイルメニューから[書き出し]を選択し、IFCファイルを出力する。
※書き出し設定の「製品をアセンブリ化する」にチェックを入れてください

[Tekla Structures]
エクスポートメニューから「IFC」を選択し、IFCファイルを出力する。
>>tekla.com「Tekla Structures モデルまたは選択したモデルオブジェクトの IFC ファイルへのエクスポート」
※中段の「IFC2x3 へのエクスポート」を展開し、詳細をご確認ください
※エクスポートタイプは「Steel fabrication view」を選択してください

[Revit]
ファイルメニューから[書き出し]を選択し、IFCファイルを出力する。
>>autodesk.com「モデルを IFC に書き出す」

※BIMデータ出力の詳しい情報は、各社にお問い合わせください
※施工図の構成やCADソフトの出力仕様によって想定と異なる結果になる可能性があります
BIMデータ以外に利用できるデータはありますか?
L'OCZHITは次のデータ形式(ファイル拡張子)を読み込む事が可能です。
.obj、.stp、.step、.nwd、.sldprt

※IFCファイル以外の場合、製品単位に分割できません
上記で解決しない場合
上記で解決しないご質問などは、お問い合わせからご連絡ください。

お知らせ

2022/04/04 ホームページのリニューアルについて

本日4月4日(火)、L'OCZHITホームページをリニューアルしました。
L'OCZHITサービスへのログインは、このページ上部の右上にある[ログイン]をクリックしてください。
また、L'OCZHITに関するお問い合わせは、当ホームページから受付いたします。
今後ともL'OCZHITをよろしくお願いいたします。